ウェブサイト更新遅延のお詫びと現在取り扱いの商品について

このところウェブサイトの更新が滞っており、現在取り扱っているお茶がアップデートできていない状況にあります。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。なおサイトにはアップできておりませんが、これまで通り毎シーズン「旬の紅茶」を入荷しております。

現在ウェブサイトは全面リニューアルに着手しております。リニューアルまでの間、ご注文は以下の最新のラインアップの中から、メールまたは電話かFAXにてお願いいたします。

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取り扱い商品のご案内(2017年7月現在)

[2017年産]

(インド産)
□ダージリン '17ファーストフラッシュ サングマ茶園 SFTGFOP1-CHINA SUPREME
 100g:3600円/50g:2150円/40g缶:1970円
□ダージリン '17ファーストフラッシュ シーヨク茶園 FTGFOP1(CL)
 100g:3500円/50g:2100円/40g缶:1930円

このところのダージリンは春先に干ばつに見舞われ、質量ともに大幅に低下したシーズンが2年続いていましたが、今年も同様に降雨に恵まれないまま約2週間遅れでスタートしました。4月に入ってからの雨により、樹勢の回復とともに総じてクオリティも改善が見られましたが、際立ったクオリティは極めて限られたシーズンとなりました。

当店では特徴の異なる「中国種」と「クローナル」をそれぞれ一つずつ、いずれも有機栽培の茶園からセレクトしました。

「中国種」は春摘みとしては3年ぶりの入荷となるサングマ茶園から。当店ではお馴染みとなった剪定後の柔らかい芯芽のみを使用したグレードです。中でも今回のロットは特にサイズの小さなリーフを使用しており、柔らかな口当たりながらも、茶葉に蓄えられた養分をギュッと凝縮したようなしっかりとした味わいが特徴です。発酵によって生成される花香や酸味は控えめで、生葉の素材の良さをダイレクトに味わえる滋味豊かで力強い味わいとグリニッシュな香りをお楽しみいただけます。

「クローナル」はバイオダイナミック農法を採用するシーヨク茶園からの入荷です。シーヨク茶園はダージリンの西端、ネパールと国境を接するミリク渓谷にあり、この地区はタルボやゴパルダラ、オカイティなどの名園がひしめく地域です。茶園の大部分は古くから残っている中国種と中国種ハイブリッド、アッサム種から成り立っていますが、全体の3%程度に新たに良質なクローナル「P312」が植樹されており、今回はこの区画から収穫された茶葉が使われています。やさしく揉み込まれて生葉の形状を残した茶葉から抽出されるまろやかな口当たりとともに、樹齢の若い樹のみずみずしい新緑の香りと旨みを中心としたキャラクターで、後味にほのかに感じる品種由来のカモミール様の花香が彩りを添えています。


(スリランカ産)
□ディンブラ '17ピーククオリティ グレートウェスタン茶園 BOP
 100g:1450円/50g:950円/50g缶:1200円/ティーバッグ(20個入):1240円
□ディンブラ '17ピーククオリティ ラクサパーナ茶園 DUST1
 100g:1300円/50g:850円/50g缶:1100円
□ヌワラエリヤ '17ピーククオリティ ラバーズリープ(ペドロ茶園) BOP
 100g:1300円/50g:850円/50g缶:1100円
□サバラガムワ '17ピーククオリティ ニュービターナカンダ茶園 BOP
 100g:1300円/50g:850円/50g缶:1100円

今シーズンのディンブラは12月からドライな天候が続き、1月には例年よりも1ヶ月ほど早くシーズンに突入しました。一方で、ケニアでの不作に伴うセイロンティーの需要拡大を背景に、ここ数年価格が上昇傾向にあることに加え、12月の干ばつの影響で生産量が大幅に減少し、2月のコロンボオークションではこれまでにないほどの水準で取引価格が推移しました。クオリティとしては1月下旬と2月中旬の2回にわたりピークが訪れましたが、生産量の減少から、ピーククオリティと呼べるようなロットは極めて限定的で、価格の割にはクオリティが伴わないシーズンだったようです。

近年のディンブラでは年間を通して強く発酵させる製茶が主流となっていますが、今回入荷したグレートウェスタン茶園はシーズンを迎えると発酵をやや軽めにし、ディンブラ特有の香りを追求し続ける数少ない茶園の一つです。今年2月のオークションではこれまでの歴代最高値を記録しており、今シーズンの好調ぶりが伺えます。

当店が買い付けたのは、2月中旬に迎えた今シーズン2回目のピークに製茶されたもの。明るく鮮やかな緋色に抽出されるカップからは、旬のディンブラ特有のフラワリーな香りをはっきりと感じ、軽快な渋みとともに茶葉の旨みが感じられるのが特徴です。

またミルクティー向きのディンブラは2年ぶりのラクサパーナ茶園から。ドライな時期にはあまり深みのあるお茶が作られにくいため、乾期が終わって3月に入ってから製茶をしてもらったものです。ミルクに負けない力強いボディと爽快な香りを併せ持つこの茶園のキャラクターがよく現れたお茶です。

ヌワラエリヤは今年はペドロ茶園から。今年は全般的に大きめのリーフでは味も香りも弱いものが多かったため、BOPからセレクトしました。フラワリーな旬の香りと旨みを併せ持ち、味も香りもブロークンならではの力強さが特徴ですが、やや渋みが強く出る傾向があるため、80−90℃程度に温度を下げたお湯で淹れるのがおすすめです。ほのかな甘みを感じる旬のヌワラエリヤのおいしさが味わえます。

もう一つのミルクティー向きの茶葉として、新たにサバラガムワのニュービターナカンダ茶園から入荷しました。基本的なキャラクターは同じ低地産のルフナと共通していますが、キャラメル様の香りと甘みが味わえるのがこの茶園の特徴です。ミルクティーがお好きな方におすすめです。



[2016年産]

(インド産)
□ダージリン '16オータムナル ゴパルダラ茶園 FTGFOP1-CLONAL RED THUNDER GOLD
 100g:3000円/50g:1800円/40g缶:1690円
□ダージリン '16オータムナル シンブリ茶園 FTGFOP1-CLONAL THUNDER
 100g:2000円/50g:1200円/40g缶:1210円/ティーバッグ(12個入):1250円
□ダージリン '16オータムナル セリンボン茶園 FTGFOP1
 100g:1500円/50g:950円/40g缶:1010円

2016年の最後のクオリティシーズンとなるオータムナルですが、春・夏に続き、抜きんでたクオリティがほぼ見られない極めて厳しいシーズンとなりました。

ゴパルダラ茶園の“RED THUNDER”は、これまで何度も当店でご紹介してきたグレードで、この茶園で秋摘みのシーズンにのみ作られるプレミアムラインです。ダージリンの中でも最も標高の高い6500フィート(≒1981m)超のフィールドで、クオリティクローナル(高品質な品種改良種)を使って作られます。このフィールドでは“RED THUNDER”の製造に備え、高い標高での厳しい寒さに耐えるために、シーズン前のモンスーンの時期にはしばらく樹を休ませます。その後、秋摘みシーズンの終盤を迎えた頃、気温が氷点下を記録するようになると、このフィールドの樹が少しずつ枯れ始める一方で、細胞内ではほんのわずかな酸化がはじまり、“RED THUNDER”特有のフレーバーを生み出すそうです。気温が下がるとお茶の樹は成長が止まるため、収穫量は極めて限られた量となります。
今回入荷したのは“RED THUNDER”の中でも、リーフサイズの大きな“RED THUNDER GOLD”。「AV2」をメインとしたクオリティクローナルの配合により作られたお茶です。今回の“RED THUNDER GOLD”は、苦味を除いたほのかなカラメル様のまろやかな味わいが特徴的で、ドライフルーツのような凝縮した甘い香りの奥にフラワリーさも感じさせます。秋摘みを得意とする茶園の今シーズンのトップクオリティです。

ミリク渓谷の南部にあるシンブリ茶園は、2003年に現在のマネジメント会社の傘下になって以降、高品質な茶葉を続々と輩出し、一気に注目を集める茶園となりました。茶園のマネージャーに着任したマントゥリ氏は、父親の代から茶園運営に携わり、永くプッタボン茶園の味を守り続けた製茶の名手。父親譲りの見識の高さから、当茶園のクオリティを劇的に改善した茶園経営のスペシャリストです。クオリティを作るのは「茶樹の力がすべて」との考えから土壌改善と環境保護を積極的に進め、有機栽培認定やフェアトレード、レインフォレストの認証も積極的に取得しています。
この茶園は特にクローナルの品質の高さで名を馳せており、今回入荷したのもシンブリらしさの現れたクローナルを使用したロットです。キレのあるシャープな飲み口に、穏やかなヒノキやカモミールなどのハーブのニュアンスを持つ爽やかな香りと味わい。シンブリ茶園独特のクローナルの個性が、秋摘みの穏やかさに程よく中和しているバランスの取れた秋摘み茶です。

セリンボン茶園は樹齢の古い中国種が100%残されている数少ない名門茶園。古くから有機栽培に取り組むと同時に、天体の動きが土壌や生命体に与える影響を重視するバイオ・ダイナミック農法を導入し、茶園で使われる堆肥やハーブを使った調合剤なども、すべて茶園の中で調達されます。現在はオークションには出品されず、殆どすべての茶葉がプライベートオファーで取引されています。
今シーズンはこのセリンボン茶園から価格を抑えたスタンダードラインをセレクトしました。突出する香りの強さはありませんが、良質な茶葉と適切な製茶によって作られるダージリンらしさとキャラクターを備えています。あと味にほのかに中国茶のような青みを宿した普段飲みにおすすめのダージリンです。


□ダージリン '16セカンドフラッシュ オカイティ茶園 OKAYTI WONDER ←完売しました
 100g:4400円/50g:2650円/40g缶:2370円
□ダージリン '16セカンドフラッシュ タルザム茶園 CLONAL ENIGMA
 80g:4600円/40g:2750円/40g缶:3000円
□ダージリン '16セカンドフラッシュ ジャンパナ茶園 WONDER MUSCATEL
 100g:3900円/50g:2350円/40g缶:2130円

ここ数年、天候不順に悩まされているダージリンですが、2016年の夏摘みもまた近年同様にイレギュラーなシーズンとなりました。茶樹の成長のために雨が必要となる5月に殆ど降らず、6月に入った途端に雨続きの毎日。シーズンに入って晴天が続き徐々にクオリティが上がるのが通常のパターンですが、どの茶園もこれといったピークがないままモンスーンを迎えてしまい、全体としては質量ともに極めて限定的なシーズンとなりました。

結果としてクオリティが見られたのは、雨の少ない5月に一部の茶園で作られたものと、6月に入ってから作られた数えるほどのインボイスのみ。特に良質なものは、総じて香りに特徴の出やすいクローナルに集中していたようです。

オカイティ茶園では、5月半ばにセカンドフラッシュの製造がスタート。シーズンに入って間もなくクオリティに秀でた茶葉がいくつか作られましたが、少雨のため収量が少なく、複数の品種をブレンドしてインボイスが作られました。今回入荷したお茶は香り高いことで知られるクローナル「AV2」と「P312」を主体とし、樹齢の長い純粋な中国種をブレンドして作られています。キャラクターはクローナルそのものと言っていいほどのローズ系のフラワリーな香りを軸として、ピーク時のウバを思い起こさせるようなメンソールのニュアンスを感じさせる力強い香り。渋みを殆ど感じさせない軽やかな味わいですが、口に含んだときの刺激が少ない分、喉元を過ぎたあとの鼻に抜ける香りの華やかさが際立ちます。

「タルザム」はサングマ茶園で作られる良質なクローナルに限定された出荷マーク。クローナルにこだわるこの茶園らしく、毎シーズン主要な品種ごとにインボイスが作られています。今回茶園を訪れた際にも「P312」「AV2」「B157」「T78」といった品種ごとに抽出されたカップが並べられていましたが、今シーズン特に香りの質に品格と力強さを感じられたのが「P312」で作られたこのお茶でした。芯芽をたっぷり含み、丁寧に揉み込まれた大振りな茶葉からは、柔らかな口当たりとともに軽やかなボディが感じられ、ヒノキや天然樹脂を思わせる凛とした爽快な香りが立ち上ります。等級に「ENIGMA(謎、不思議)」と名付けられた個性的な風味ながらも、ダージリンのトップグレードの風格を備えた香り高いお茶です。

ジャンパナはダージリン東部のカルシオン地区の一角にある小規模茶園。自動車が乗り付けることができないような「山の孤島」と言われる秘境にあり、今でも木箱を出荷する際には380段の階段を人が担いで運んでいます。この独特な環境で育まれた樹齢の長い中国種がこの茶園の代名詞。丁寧な製茶で原形をとどめた茶葉が多いことから、ドライリーフは一見大振りに見えますが、蒸らし終えた茶殻からは通常よりもさらに一回り小さな、若く柔らかい中国種が使われていることがわかり、生産性よりもクオリティを重視する茶園の姿勢が伺えます。夏摘みらしいマスカテルフレーバーの中にナッツ系の香ばしさとドライフルーツのような甘みを感じる、ダージリン伝統の味を体現した夏摘み茶です。


□アッサム '16セカンドフラッシュ ナホルハビ茶園 ←完売しました
 80g:2800円/40g:1700円/40g缶:1950円

アッサムは2年連続の入荷となったナホルハビ茶園から。ナホルハビはブラマプトラ川南側の「クオリティベルト」と呼ばれる一帯シブサガルにある茶園です。近年着実に作付面積と収穫量を増やし、CTCが主流となっているアッサムにおいて希少になりつつある高品質なオーソドックス製法にも力を入れています。蜂蜜様の甘い香りとモルティな味わいは基本的に昨年と同様のキャラクターですが、タンニンの強さがやや軽くなっている分、より香りが際立つ作りとなっています。軽やかな飲み心地のクオリティアッサムです。


□ダージリン '16ファーストフラッシュ サマビオン茶園 FTGFOP1(CL)
 100g:3200円/50g:1900円/40g缶:1770円
□ダージリン '16ファーストフラッシュ シンゲル茶園 FTGFOP1(CH)
 100g:4200円/50g:2500円/40g缶:2250円

2016年の春摘みダージリンは、いずれもバイオダイナミック農法を取り入れた2つの茶園からのご紹介です。

サマビオン茶園は、ダージリンの街から東のブータン方面に50kmほど離れたカリンポン・エリアにある茶園。20世紀後半に政情不安から一時荒廃が進んだ時期がありましたが、1990年代にバイオダイナミック農法が導入されたのを機にクローナルの植樹が進められ、近年このクローナルが花開くように良質なお茶を輩出しています。植樹間もないクローナルは、フラワリーな香りの中に少しクセのある独特の風味を持つことが多いのですが、今回買い付けたお茶は中国種にも似た旨味を持つのが特徴。樹齢の若い樹のみずみずしい新緑の味わいの中にほのかにカモミール様の香りを宿し、茶葉の旨味が香りの下支えとなってバランスの取れたキャラクターを形成しています。

シンゲル茶園は1861年、キャッスルトンやジャンパナ、マカイバリなどの名園がひしめくカルシオン地区で最も古くに、当時ダージリン最大規模の茶園として開設されました。こちらも1999年に現経営傘下で有機やバイオダイナミック農法を導入して以降、品質向上が著しい茶園です。クローナルへの植え替えも20%近くまで進んでいますが、今でも開設当初からの中国種が残されており、特に樹齢の長い茶樹を使った伝統的な味わいを持つ製茶は、ダージリンの生産者の間でも高い評価を得ています。今回ご紹介するお茶はこの樹齢の長い純粋な中国種のみで作られたもの。口の中を覆うような滑らかでシルキーな口当たりとともに、モクレンを思わせる甘い香りと味わいが際立つ飲み心地の良いお茶に仕上がっています。中国種ならではのおいしさがよくあらわれた伝統的な春摘みダージリンのトップクオリティです。



(スリランカ産)
□ウバ '16ピーククオリティ アイスレビー茶園 PEKOE
 100g:1700円/50g:1050円/50g缶:1300円/ティーバッグ(20個入):1270円

アイスレビー茶園はバンダラウェラの街のほど近くにある中規模茶園。この地域はウバ特有の爽快な香りを作るのに適した地域と言われており、クオリティ―シーズンのオークションでは常にトッププライスを競い、ウバハイランズ茶園とともに人気を二分しています。栄養繁殖による茶樹(Vegetative Propagation)が圧倒的に多く、毎シーズン高品質な茶葉を安定的に輩出する実力派茶園です。

今シーズンは8月後半に雨に見舞われ、例年よりも早めにクオリティの製造が終了してしまいましたが、シーズン終盤に香りが際立ったものがいくつか見られました。今回入荷した茶葉のグレードはBOPよりも一回り大きなPEKOE。ウバ特有の収斂性のある渋みを持ちながらも雑味のないクリアな飲み口で、力強いメンソール香が引き立ちます。